掲載:2015年12月13日
最終更新:2015年12月13日
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日本盲教育史研究会の「第3回ミニ研修会」の北海道開催の打診があったのが昨年の9月下旬。そこで、北海道在住の日本盲教育史研究会会員及び北海道視覚障害教育史懇談会会員と相談を重ね、両者の協力の下、受入れようという運びになり、早速検討に入った。
北海道在住の日本盲教育史研究会会員及び北海道視覚障害教育史懇談会が中心となり、北海道札幌盲学校・北海道高等盲学校(次年度統合)の関係者らの協力を得て進めていく。
本部事務局の助言をいただき、「北海道における盲教育の歴史を切り開いてきた先人の業績に学ぶ」「北海道における視覚障害教育史研究の営みから学ぶ」を目的とし、内容を設定する。
5月から6月20日までの間でという事務局からの要請に応じ、関係者の所属する各団体の年度総会や、各盲学校の運動会の時期等を考慮し、5月30日を設定する。
いくつかの候補の中から、その時点では未開校の「北海道札幌視覚支援学校(今春開校)」に校舎見学も含めお願いし、了解を得る。
目的に沿い、講演と幾つかの発表という構成を基本にする。講演については北海道の視覚障害教育の形成過程をテーマとするということで、その道の研究の第一人者である佐藤忠道氏に講師を依頼、快諾を得る。発表については、本会の会員の中から、酒井、伊藤、樋原の三氏に「北海道の視覚障害教育の先達に学ぶ」というテーマ設定で、函館、旭川、帯広の各盲学校の創立と創立者について取り上げていただくことに決定。
また、過去2回のミニ研修会では、講演・発表以外にも開催地ゆかりの人物や場所に係る見学等が行われていることから、オプショナルツアーを企画。日本点字図書館創設者本間一夫氏生誕100周年を記念し、生家増毛町の「旧商家丸一本間家」見学を企画。先方までの貸切バス代については「北海道盲学校退職校長会」の全面的な支援を受ける。
講演では、佐藤忠道講師から大澤銀之進と北盲学校、小林運平と小樽盲唖学校、近藤兼市と札幌盲唖学校、北海道庁立盲学校の開校など、北海道における視覚障害教育の形成過程を豊富な資料に基づき詳細にお話をいただき新たな知見を得ることができた。また、発表では函館訓盲会の創設者に関する資料が紹介され、さらに旭川盲唖学校の創立者南雲総次郎及び帯広盲唖学校の創立者岩元悦郎の残した教材や指導法の開発及び地域との連携などに関する業績が紹介され研修を深めることができた。
不慣れで少数のスタッフではあったが、関係機関、関係者の心温まるご支援・ご協力のお陰で、多くの参加者を得て成功裏に終えることができたことをまずもって感謝申し上げたい。北海道の視覚障害教育の歴史は、まだまだ未解明なところも多く、この研修会をきっかけに、更に調査・研究を深め、その成果を改めて日本盲教育史研究会及び関係の方々からご指導いただくよう研鑽を深めて参りたい。
貴重な機会を与えていただいたことに、深く感謝申し上げる。
本文ここまでです。
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英語:Japan Society on the History of Blind Education
エスペラント:Japana Societo pri la Historio de Blindul-Edukado(ヤパーナ ソツィエート プリ ラ ヒストリーオ デ ブリンドゥール・エドゥカード)
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