2023年度に発行しました10周年記念誌「盲教育史百触の旅」を、この度50部限定で増刷しましたのでご希望の皆様に頒布します。本誌は本会の歩みを振り返るとともに、各地で実施したミニ研修会の講演、発表資料を収録しています。いずれも地域の盲教育史に関わる貴重なアーカイブになっています。あわせて各地域の関連地図を作成して添付しましたのでご活用下さい。
またこれを機に本会の活動を知っていただき、ご入会くださるようお願いいたします。
1.申し込みについて
(1)当サイトのメールフォームから、下記の事項を記入してお申し込みください。
お名前、メールアドレス、
本文欄には記念誌購入を希望する旨明記の上、送付先住所、郵便番号、電話番号、部数をご記入ください。
メールフォームを開く
(2)支払いは郵便振り込みによる後払いです。本誌に請求書と振込先を同封して送付します。
頒価2000円+送料(1部レターパックライト、2部以上の場合は実費)
領収書は発行しません。ご入用の場合は別途ご相談下さい。
公費でのお支払いには対応できませんのでご了解ください。
(3)申し込みが50部に達しましたら締め切ります。
(4)頒布は活字版のみです。サピエに登録を予定していますので、後日当サイトでお知らせします。
2.本誌の概要
(1)体裁 A5版316頁 本文活字ゴシック体14ポイント。
初刷の誤植を修正した第2刷をお届けします。
(2)掲載内容は以下の通りです。
第一部 10周年を迎えて
- 巻頭言
- 10年という歳月 日本盲教育史研究会会長 伊藤友治
- 盲史研発足の頃とあれから10年 日本盲教育史研究会顧問 引田秋生
- 10年の歩み
第二部 ミニ研修会の記録
第1回 浜松
- 講話1 『愛情の庭』について 橋タカ子氏
- 講話2 『私の物語』について 相原夏江氏
- 講話3 「浜松と点字」について 斯波千秋氏
- 「河相洌氏訪問記」
- 「島津祐策氏訪問記」
- 「斎藤百合疎開地を訪ねて」 鈴木雅夫 伊藤友治
第2回 神戸
- 発表資料
- 「木下和三郎の歩行論」 渡辺譲
- 「木下和三郎 理療の科学的研究」 松井繁
- 「出会いと情報でつむぐ左近允孝之進の世界」 古賀副武
- 「こころざしを継ぎ、広めた人たち」 森田昭二
- 「神戸の視覚障害教育ゆかりの地を歩く」 渡辺譲
第3回 札幌
- 講演 北海道における盲・聾唖教育の形成過程
戦前期の盲教育を中心として 佐藤忠道氏
- 発表資料
- 「北海道函館盲学校とシャーロッテ・P・ドレーパー」 酒井宏三
- 「北海道旭川盲学校と南雲総次郎」 伊藤勇
- 「北海道帯広盲学校と岩元悦郎」 樋原理恵
- フィールドワーク
- 日本点字図書館創設者「本間一夫氏」生誕100周年オプショナルツアー
生誕の地「増毛町(旧商家丸一本間家)」を訪ねて 前佛誠
第4回 九州(北九州)
- 講演 日本盲教育史研究の成果と課題 平田勝政氏
- 発表資料
- 「明治期盲唖学校の支援組織に関する研究」 菅達也
- 「九州と盲唖教育」 木下知威
- 「地方盲学校、聾学校の専門的教員の養成と補充
昭和初期から昭和30年代の熊本県」 佐々木順二
- 資料紹介
- 「福岡県の盲教育の歴史」 吉松政春
- 「九州と京都盲唖院」 岸博実
第5回 金沢
- 講話1 竹川リンと支えた人々 庄田望
- 講話2 奥村三策の偉業及び道を開拓した石川県の視覚障害者達 松井繁
- フィールドワーク 松井繁
- 竹川リン顕彰碑、松江老医有道碑、金沢医学校、金城霊澤、
故奥村三策先生頌徳碑、徳田秋声文学碑
- 石川県の盲教育史
- 「「人」にスポットを当てた石川県における盲教育史の史実に関する一考察」 松井繁
第6回 岡山
- 講話1 50年を迎えた点字ブロックと、岡山における視覚障害教育 河田正興氏
- 講話2 点字ブロック発祥の地石碑建立 竹内昌彦氏
- 点字ブロック略年表
第7回 東京
- 講演 平家琵琶と當道座 鈴木孝庸氏
- フィールドワーク 岩崎洋二
- 江島杉山神社、杉山和一の墓、「一つ目」界隈から両国公園、
「尺振八(せきしんぱち)の共立学校跡地」、 吉良邸跡、回向院
第8回 福岡
- 講話 九州北部の盲僧と筑前琵琶
福岡市博物館所蔵資料から見た盲僧の歴史 宮野弘樹氏
- 琵琶職人ドリアーノ・スリスさんの思いを聞く 季離宮「琵琶館」にて
- 成就院を訪ねる
- 「私と福岡」 中村真規
「京都盲教育史探訪マップ」 岸博実
光陰流水 10年間を振り返って 副会長 大橋由昌
おもな掲載内容は以上です。