掲載:2018年12月30日
最終更新:2018年12月30日
案内終わり♪
本年度(2018年)のミニ研修会の岡山での開催をお引き受けし,運営させていただきました。
近年「点字ブロック50年」として,各地で関連の会が開催される中,この研修会を「点字ブロック発祥の地・岡山」で開催させていただきましたことに,厚くお礼申し上げます。
「平成30年度のミニ研を岡山で開催して」とのお話を会長から承ったのは,昨年の10月の総会の席でした。その時私の脳裏に浮かんだのは,「丁度50年になった岡山発祥の点字ブロック」をメインにした講演とフィールドワークの企画で・・・と,気軽に考えたアイデアでした。
発明者の三宅精一氏は残念ながら既に故人ですが,当初から精一氏と共に開発に関わり,現在も精一氏の後を引き継いで安全交通試験研究センターの理事長をなさっている精一氏の実弟,三宅三郎氏に講演をいただこう・・・との思いで,準備を始めました。
ところが,いざ準備を始めてはみたものの,三郎氏からは,ご自身ご高齢ということもあってか,どうしても講演の承諾がいただけません。そこで三郎氏のご講演を諦め,止むなく三郎氏にインタビューし,その中でお伺いした開発秘話・エピソードを含め,点字ブロック50年の経緯とそのバックグラウンドになった岡山の視覚障害福祉の歴史について,私が報告を行うこととしました。併せて,50年後の今日の記念碑建設に関わる話題と今日的課題について,記念碑建設に中心となって関わった(私のかつての同僚で,現在は上司の)竹内氏に報告させていただくことに,急遽計画変更致しました。
次は開催日程の決定です。当初は地元岡山盲学校の関係者や当事者組織の方々にもお手伝いをお願いすることも考えましたが,すでに多くの行事開催が5−6月へ集中し,多忙を極めているとのこと。止むなく私ども(といっても,盲史研の会員は岡山では私だけ,このため事務局の岸・渡辺両氏の応援をいただいて)の単独開催となりました。このため,日程も可能な限りシンプルにさせていただくこととしました。当初ご要望のあった岸田吟香ゆかりの地訪問などは,今回は省かせていただきました。ご希望に添えない計画となりましたことをお詫び申し上げます。
当日は梅雨末期ということもあって天候が大変心配され「いつ雨が降り出してもおかしくない」という不安定な天気の下でのフィールドワークになってしまいました。参加いただいた皆様には大変ご心配をお掛けしました。もっとも,もう1週間後に実施していたなら,西日本豪雨のために開催断念となったかも・・・と考え,ほっと胸をなでおろしてもいます。
最後に,ご支援いただいた盲教育史研究会の役員・関係者の皆様,遠方からご参加下さった会員の皆様,そして多忙な中をお手伝いいただいた地元岡山盲学校の管理職の方々に,深甚の感謝を申し上げます。大変ありがとうございました。
ミニ研修会の位置づけをフィールドワーク中心のものに変えていく方針も受け止めていただき、現地での見学先の選定、講話の組み立てなどたいへん工夫してくださいました。河田様、竹内様、岡山盲学校の皆様のおかげで、充実した一日となりました。心よりお礼申し上げます。
運営委員会として作成した案内チラシにおける『手話通訳』をめぐる説明については、【配置を追求する】姿勢の伝わる文言にすべきであったと振り返っております。第7回研究会は、実際に派遣を依頼済みです。
本文ここまでです。
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英語:Japan Society on the History of Blind Education
エスペラント:Japana Societo pri la Historio de Blindul-Edukado(ヤパーナ ソツィエート プリ ラ ヒストリーオ デ ブリンドゥール・エドゥカード)
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